こんにちは。ワカモリです。
ワカモリの母は徳島県出身です。
母が作る【ならえ】というカボチャの入った甘酸っぱい料理が子どもの頃から大好きで、結婚してから母に作り方を聞いたのですが、ハッキリと教えてくれません(笑)
母は調理師&栄養士で料理が上手なこともあって、レシピには頼らず感覚で作っているから教えようがなかったのかも?
なので、ネットで検索して自分で作ることにしました。
私にとっては子どもの頃からよく食べている料理なのに、検索しても私の求めているレシピが見つかりません(泣)
【ならえ】って徳島県の郷土料理で全国的じゃないことも初めて知ったし、メインの野菜がカボチャじゃなくて大根だったことも初めて知りました(汗)
そんなこんなで色々あって、ワカモリの母の味を求めて試行錯誤し、どうにかこうにか、たどり着きました。
そして今回は、ワカモリが美味しすぎて全国に広めたい【カボチャのならえ】をご紹介します。
【ならえ】とは
徳島県の郷土料理で、大根や人参、昆布、こんにゃくなどが入った和え物・酢の物です。
名前の由来は、7つの具材を使うから「ななあえ」、古く奈良漬けを加えていたから「ならあえ」などと呼ばれていたのが、いつしか「ならえ」と変わったそうです。
元は精進料理だそうですが、徳島の家庭ではレシピの材料にこだわらず家にあるお野菜で調理されるとのこと。
ワカモリが紹介する【カボチャのならえ】は母の味を求めてアレンジしてるので、本来の【ならえ】ではありませんが、だしが効いていて酸味はマイルド、カボチャの甘みで子どもでも食べやすくなっていると思います。
実際にワカモリは子どもの頃からおかわりしまくってましたから(笑)
材料
分量は大体ざっくりでオッケーです。
- カボチャ 300g
- 人参 100g
- 蓮根 100g
- 干ししいたけ 3~4枚
- こんにゃく 1/2枚
- 油揚げ 1枚
- ごま油 大さじ1
- A.砂糖 大さじ6
- A.酢 大さじ7
- A.しょうゆ 大さじ2
- A.塩 小さじ1/2
- A.だしの素 大さじ1
- A.干ししいたけの戻し汁 50㏄
- すりごま 適量(好きなだけ)

作り方
①干しシイタケはお湯で戻すか、耐熱皿に水と入れてレンジで加熱する。
②油揚げは油抜きし縦に1/2に切った後、細切りにする。

③こんにゃくは下茹でしアク抜きをした後、油揚げの大きさに合わせて拍子切りする。

④蓮根は半月切りにし、酢水にさらす。
⑤カボチャ、人参を拍子切りする。
⑥戻した干ししいたけはジクを取り、カサを細切りにする。
⑦中火のフライパンでこんにゃくを乾煎りし、水分をとばし、一旦取り出す。

⑧同く中火のフライパンで油揚げを香ばしく焼き、取り出す。

⑨さらに中火のフライパンでごま油を熱し、人参と干ししいたけを炒める。

⑩中火のままカボチャと蓮根も加えて炒める。

⑪こんにゃくと油揚げも加えたら、A.の調味料を全部入れて弱火で具材に火を通す。

⑫10分くらい炒め煮し、火を消す。

⑬冷めて味がなじんだら、すりごまを好きなだけかけて完成。

最後に
本来は和え物・酢の物なのでサッパリした料理だそうですが、炒め煮にしているので酸味がマイルドになっているので食べやすいです。
ごま油のコクもあります。
始めは大根も入れて作りましたが、大根のコリコリ食感がワカモリの求めているものと違ったので大根抜きにしました(徳島の方、すみません。)
カボチャと人参の甘み、蓮根のシャキシャキ感、旨味たっぷりのしいたけ、出汁の染み込んだ油揚げ、プリプリのこんにゃく、どれを食べても美味しいです。
本来の【ならえ】とはまた違った【カボチャのならえ】の美味しさを、是非皆さんにも味わってみて欲しいです。

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